共通テストに情報が追加!?~2025年からの共通テストとは~
みなさんこんにちは。
お昼と夜の気温差が体にきますね。受験生の皆さんは体調管理に気を付けてください。
最後の最後はどれだけ本調子で受験に臨めるかが大事です。
先日、Yahoo!ニュースでネットサーフィンをしていたら、このような記事がありました。
この他にも似たような記事はありますが、簡潔に要約すると、
情報という科目が追加される
とのことです。
「…ほぉ…?」
共通テストで情報をやる…?どういうことなのでしょうか。見てみましょう。
なぜ情報が追加されたのか
新指導要領では、プログラミングや情報通信ネットワークの活用などを学ぶ「情報Ⅰ」が必修になります。
今の案では、この情報というテストでは、この「情報Ⅰ」の内容を問う予定になっています。
実はこの話、情報については、18年に安倍政権が閣議決定した「未来投資戦略2018」で、AI(人工知能)時代に対応した人材育成のため、24年度実施からの出題検討が促されていたものです。それがまだ案の段階ですが、2025年度に予定されてきました。
また、解答方法は最初はコンピューターで出題から解答までする方式を検討していましたが、従来通り、ペーパーテストで行うことを決めたようです。
ペーパーテストになった理由として、今の大学生ならわかるかもしれませんが、何かとミスが起きてしまいます。うまく表示されなかったり、大人数がアクセスし、アクセス障害を起こすなどがあるから、確実性のあるペーパーテストになったのではないか。と私は考えています。
他の教科の変化
そもそも現在の共通テストは6教科30科目になっている。これが2025年の共通テストからは情報を加えた7教科20科目へと変更するようです。
情報以外で詳しく見ると、次のようになります。
①数学は6科目から、3科目に変化。
なんと数Cが復活します…(数Cが指導要領として復活するのは2022年からだそうです。共通テストに出題されるのは2025年の共通テストです。)
詳しい説明はまたこれとは別でそれ専門で書きたいと思います。ぜひそちらも完成したら見てください!
②理科は8科目から、基礎科目4つが1つになり。計5科目に変化。
もともとそれぞれの基礎科目を1つずつ取ることが出来ましたが、2025年以降は基礎4つが一つの集まりとしてうけることになるようです。
③地歴公民は、現在10科目から最大2科目選択になってるが、6科目から最大2科目を選択するように変化。
まず世界史日本史地理のABの区別がなくなりましたね。そして公民分野であった、
・現代社会
・倫理
・政治・経済
・倫理、政治・経済
が、
・(地理総合、歴史総合)・公共
・公共・倫理
・公共、政治・経済
になります。
「現代社会」という科目の名前が無くなりましたね。
今後の課題(主観も多少は入ります)
情報が共通テストに入ることは、メリットもデメリットもあると思います。
<メリット>
・情報について高校の時から必修として学ぶことが出来る。
・他科目の授業にも生かすことが出来る(パソコンを用いた授業や、物理の運動の動きを見れたり)
・全体で見たときの情報という科目の平均は上がる(かも)。
<デメリット>
・国公立などは、共通テストだけで大学が決まるわけがない。この先の二次試験の勉強もしないといけないのに、今よりも授業料を増やして共通テスト「情報」の対策をするのか。
・今から5年後までに教育現場の基礎は完成するのか。
・共通テスト「情報」の指導できる教師の養成は、この短期間で可能なのか。
・必修として情報があることは良いが、共通テストの科目としてまでペーパーテストで行う必要があるのか。
今回は共通テストに情報という科目が入ることについて考えてみました。 少し考えてもメリットのほかにデメリットもこれだけで出てきましたね。これから先の政府からの詳しい説明に期待です。
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